大阪冶金興業ブログOsakayakin's Blog

コンピュータ時代のコミュニケーション 「大阪冶金は一つ」であること

2020年01月31日

 ご安全に!

 コンピューターの時代になって、いろいろな伝達方式が可能になりました。しかし、どんなに伝達の仕方が多様化しても、相手に伝えるという伝達の本来の意味は変わりません。つまり自分だけ分かっているというのではなくて、相手に分かっていただく文書の書き方、あるいは訴え方をすることが以前にも増して大切な時代になりました。

 どうしてもパソコンで送信しただけで相手に分かっていると思うところがあります。こうした思い込みを防止するためには、お互いが注意しあうことが必要です。せっかく送信した文書も、相手が受け取っていながらそのまま見られていない、ということも頻繁にあると思います。

 大阪冶金を例にとってお話しします。たとえば、当社では熱処理、あるいは粉末加工部があり、粉末加工部の中にもMIMと造形・メディカル推進室の二つがあります。当社の歴史を考えれば、熱処理が基盤にあり、その熱加工技術を応用してMIMの事業を開始、そして今新たに粉末の加工技術を活かして金属粉末積層造形にチャレンジしています。

 この技術の流れは一つです。熱処理だけ、MIMだけ、金属粉末積層造形だけでは大阪冶金という会社は成り立ちません。つまり大阪冶金の社員が豊かな生活が送れるようにするためには、自分たちだけの部、自分たちだけの課ということだけではなくて、お互いがお互いのことに興味を持ち、コミュニケーションをとりながら切磋琢磨する努力が必要です。

 それにはパソコンやメールに頼らず、日ごろからお互い言葉を交わす、あるいは現場を理解するという時間を持つことが大事です。このように各部署やセクションを超えて対話することが、みんなが幸せになる方法の一つだと思います。

 昨年、日本中を熱狂させてくれたラグビーの世界では、一人はみんなのために、みんなは一人のために、という精神が大切だとお聞きしました。会社というのは一つのチームです。そのことを忘れないようにしたいと思います。

 インターネット時代は、大いに歓迎すべきことですが、だからこそより一層コミュニケーションを大事にし、日々の生活の中で、お互いが言葉をかけ、技術的なことあるいは人間的なことがお話ができるような社会にしたいと思います。ありがとうございました。

ご安全に!