大阪冶金興業ブログOsakayakin's Blog

人材を育てる家族的な企業文化と技術の継承

2020年06月22日

 ご安全に!

 会社というのは、常に前に向いて発展すべきものです。現状維持は企業にとっては後退を意味します。それでは前に向かって進むためには何が必要か。技術力、実績、信頼性、お客様へのサービスなど、どれも企業には欠かせない重要な要素です。

 しかし、企業にとってもっとも大切なものを、あえて一つあげるとするなら、それは人材です。これははっきりしています。それは大阪冶金にとっても、例外ではありません。なぜなら人材は企業の未来そのものだからです。

 大阪冶金では現在120人ほどの社員が働いてくれています。しかし、すでに人手は足りない状況です。つまり、それだけ、お仕事の要望がきているということです。これは、もちろん喜ばしいことでありますが、2年後、3年後という近い将来のためにも、今人材確保の手を打つことが喫緊(きっきん)の課題だと考えています。

 そこで問題となるのは、人材採用と人材育成というテーマです。企業にとって人材が重要であることはすでに述べましたが、それだけに人材採用の方法や人材育成のマネジメントがどの企業にとっても大きな課題となっています。それは大切な人材を受け入れる側の、企業のシステムの問題です。

 当社でもこれは大きな問題であると意識して取り組んでいますが、まだ完璧といえるほどには整備されていないのが現状です。しかし、当社には、例えばマニュアルで書き記せないほどの、独自の企業文化があります。それは人材育成や社員教育に大きな影響を与えていると自負しています。

 具体的に申し上げると、とても家族的な社風の企業であること。社員はもちろんのこと、その家族までを会社の一員と考えているような社風があります。それは様々な行事に家族が参加するといったことにも表れています。

 また仕事に関して言えば、自由な研究が奨励されています。自分でテーマを見つけてとことん研究することが可能です。そのための検査の設備も整えています。こうした自由な研究体制が多くの成果に結びついています。

 現在の厳しい時代にあって、企業がそれぞれの個性を保ちながら発展してゆくのは困難かもしれません。当社は幸いにも、先輩社員が種をまいて、やがてそこから芽が出て、今大きな花を咲かせようとしています。しかし、どの企業にも企業文化と技術があります。どうか、採用を検討される方も採用を受け入れる企業も、その独自性を継承する強い気持ちを持っていただきたいと思います。

ご安全に!
ご健康に!