大阪冶金興業ブログOsakayakin's Blog

大阪冶金80周年は感謝の気持ちと新たな挑戦のスタート

2021年04月26日

 ご安全に!

 今年は大阪冶金の創業80周年の年です。このことは何度かこのブログでお伝えしていました。当社にとっては、とても大切なことなので、あらためて少し振り返らせていただきます。

 創業は1941年の10月です。これは太平洋戦争の始まる2ヶ月前です。創業者である寺内要は、日本が激しく揺れ動く時代に金属熱加工の仕事を始めました。それまでは繊維関係の仕事をしていましたので、まさしく大きな挑戦でした。

 それから80年が経ちました。一言では言い表せないほどの数々の試練を乗り越えて、現在の大阪冶金が今ここにあります。ここまで来れたことは、お客様と社員、そして関係者の皆様のおかげです。深く感謝しております。

 また、こうした歩(あゆみ)の中で、ことさら心に強く思うことがあります。それは、いくつもの時代の変遷を経験しながら、大阪冶金には一貫して強い思いがあったということです。それは社会や国家のために役立ちたいという思いです。

 その思いは、製品の数々に反映されています。一般の方々には、大阪冶金興業という社名はあまり馴染みがないかもしれません。しかし、当社の金属熱加工の技術によって生み出された製品は、実は皆様の生活の身近にあったり、目にしたり、あるいは生活を支える工業部品として役立っています。

 たとえば、宇宙ロケットの燃料タンク、発電所のガスタービン、自動車のターボチャージャー、船舶の燃料噴射ポンプ、産業用ベルトコンベア、電気工事用の工業機器、などの最終製品として皆様がご存知のものの中に、当社の金属熱加工技術が活かされています。最近では、医療用の人工骨にも取り組んでいます。

 こうした製品群は、当社の技術力によって、あるいは耐久性が増し、あるいは強度が増すなどの金属熱加工が施され、部品に新たな生命を吹き込むことで完成した製品となり、社会の各方面で役に立っています。及ばずながらそのような役割で貢献できたことを私は誇りに思っています。

 今年80周年を迎えた大阪冶金は、こうした実績に満足することなく、さらに社会や国家のために、次なる挑戦を続けていきます。具体的には、国際・国家プロジェクトへの参加や産学連携事業が挙げられます。すでに、これらの事業には着手しています。詳しい内容については、またお知らせします。今回のブログでは、大阪冶金の80周年は、これまでの感謝の気持ちと、次の挑戦へのスタートの年であることをお伝えしたいと思います。

ご安全に!
ご健康に!