大阪冶金興業ブログOsakayakin's Blog

大きな夢を実現する「産学連携」の可能性

2021年09月27日

 ご安全に!

 産業界と学術界は、それぞれ目的や価値観は違いますが、最終的には同じ目標を目指しているのではないでしょうか。同じ目標とは、人々の役に立つモノを研究開発すること、人々を幸せにするモノを製品化するということです。

 この目標のために、例えば、企業と大学がお互いの領域で協力し合う「産学連携」というのはとても意義深いことです。

 かつて、日本では産学連携に対して批判的な考えもありました。学問は、経済的な要請に従うのではなく、自由に研究されるべきだという考えです。しかし、これは偏った考えではないでしょうか。人のためになることは、学問も産業も同じはずです。

 当社では、早くからこうした考えに着目して、「産学連携」に力を入れてまいりました。その具体的な例の一つとして、関西大学との産学連携の実績があります。

 その連携の歴史は古く、1990年には早くも研究課題を発表し、「科学技術振興会 産学共同賞」を頂いたのを皮切りに、幾多の研究発表と学会賞を受賞しております。また2016年に創設された関西大学内にある「イノベーション創生センター」での活動を活発に行なっています。

 「イノベーション創生センター」での活動内容は、ここでは詳細に触れませんが、多様な知的人材が集結して、最前線の研究開発をおこなうことで、今後豊かな創造性が発揮されることでしょう。

 何度かお伝えしているように、当社は現在、熱処理で取り組んでいる国際プロジェクトITERやMIMで取り組んでいる国家プロジェクトSIPⅡなど、従来の領域を拡大したお仕事を行っています。「産学連携」の地道な研究が、こうした大きな成果へとつながることを私は強く確信しています。

産学連携


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