大阪冶金興業ブログOsakayakin's Blog

100年企業を目指す大阪冶金の挑戦

2017年05月02日

ご安全に。

 当社が創業して75年以上の歳月が流れました。1941年に開業した時はもちろん今のような環境ではなく、戦争という大きな国を挙げての国難というか、危機に直面していました。先代がこの事業を始めて75年になりますが、それは一つの区切りであって、これから先、100年企業を目指すということが大切です。

 100年企業を目指すということはどういうことか、それについてはホームページの中の別の項目でご紹介しています。それも是非ご覧ください。

 ところで当社のメインのお仕事は熱処理です。これは1941年の創業当初から続いております。そして1980年新たな技術として真空熱処理を導入いたしました。この真空熱処理は大手企業の下で、熱処理、それに伴うろう付、窒化というものを1970年から続けさせていただいています。これが我々企業の一番のベースになっています。
そして昭和が平成に代わる昭和64年(平成元年)から平成2年までの間に、次なるものを目指してMIMという新しい技術、金属粉末を加工して製品を製造するということに取り組みました。

 熱処理は加工業でしたが、MIMは金属粉末から製品をつくる製造業です。二十数年経過してようやくMIMが当社に根を張り、我々の生活の糧を得るお仕事になりました。それだけではありません。5年位前からあらたに3D(金属粉末積層造形)という医療関係を目指したお仕事の取組みを開始しました。これは5年10年かけて、育て上げなければいけないお仕事だと思います。

このように、当社は金属の熱処理加工業から始まり、金属素材から製品を作る製造業として成長しました。さらに業種も医療関係をはじめ多分野へと市場を拡大しています。当社が挑戦する企業であることが、こうした歴史にも垣間見ることができると思います。

こうした意識を持ちながら、100年企業を目指す大阪冶金の今後の大きな軸となるように、いまから育てて花を咲かせることが大切です。

ご安全に!ありがとうございました。