大阪冶金興業ブログOsakayakin's Blog

今こそ会社や家族の価値を大切にする時代

2021年11月26日

 ご安全に!

 毎年12月8日が来るたびに思い起こすことがあります。昨年もそうでした、今年も、そして来年も思い起こすことでしょう。それは日本が真珠湾攻撃を行なった日です。この日を境に日本はアメリカとの戦争に突入しました。

 戦争より、平和が尊いことは言うまでもないことです。しかし、あの日、日本は戦争という苦渋の選択をしました。その選択が正しかったかどうかの議論はありますが、はっきり言えるのは、あの当時の日本人は国家を守るために戦争という選択をしたということです。これは個人を超えた国という大義を重んじた結果であると私は思います。

 国といえば少し抽象的でわかりにくいかもしれません。もっと身近なことで言えば、例えば、会社や家族を守るというのも、ある意味で大義と言えるでしょう。

 今、世の中は個人主義の時代です。それはそれで素晴らしいことです。個人は、どのような集団においても大切に違いありません。しかし、個人の価値観を大切にするのと同じくらい、会社や家族といった集団の価値観がもっと見直されるべきだと思います。

 なぜなら、個人にできることには限界があるからです。それに個人の生命も永遠ではありません。個人を超えた大義を重んじるとは、こうした個人の限界を超えた大きな価値観を見直すことを意味するのではないでしょうか。

 こうした私の思いは、今では少数派かもしれません。しかし、12月8日が来るたびに、大きな大義のために日本人は戦ったのだと、私は何度でも思わないわけにはいきません。

 今はあの当時とは時代が違います。それは理解していますが、どんな時代にも、困難は待ち受けています。さまざまな困難に打ち勝つためには、日本人としての精神性が土台となります。この土台の上に、個人が築かれることを願います。

 難しい話ではありません。まず身近なところから、考えるべきだと私は思います。それは皆さんが所属している会社や家族の大切さを見直し、それを守り抜くためにはどうすればいいのか、を考えて実行に移すことではないでしょうか。今こそ、そうした個人を超えた大きな価値観を見直すべき時代が到来したと私は感じています。


ご安全に!
ご健康に!