大阪冶金興業ブログOsakayakin's Blog

　ご安全に！

　今年、2022年は、大阪冶金興業の設立80周年の記念すべき年です。

　振り返って考えてみますと、大阪冶金は太平洋戦争という大戦の戦中・戦後を生き抜いてきた会社です。これは何を意味するかと言えば、大阪冶金は大きな困難を乗り越えてきた会社という事です。

　戦争は多くの試練を国民に課すことになります。当然、会社も例外ではありません。あの太平洋戦争という困難を試練として受け止め、どうすれば国民や国家のために貢献することができるのか？ そんな気持ちで仕事に取り組むことが大阪冶金という会社を支えてきました。

　その支えの根底には、「八紘一宇」という考えがあります。正確には「八紘為宇」と書きますが、これは日本書紀にある言葉で、神武天皇を祭る橿原神宮によれば、「この地球上に生存する全ての民族が、あたかも一軒の家に住むように仲良く暮らすこと」ということです。

　つまり「八紘為宇」とは日本の建国の理念であり、どんな試練も乗り越えて、皆の幸せを実現させようという理想が込められているのです。そして大阪冶金はその精神で、戦中・戦後を生き抜いてきたのです。

　この企業理念があるからこそ、大阪冶金は金属熱加工業から始まり、「金属を科学する」を旗印として、金属部品製造業へと領域を拡大し、現在は国家プロジェクトや国際プロジェクトに参画しています。そして今後は航空機産業や医療部品製造業への貢献を目指しているのです。つまり国家や国民の幸せという大きな目標のために当社の技術の発展はあるのです。

　ここで忘れてはならない大事なことは、こうした理想を実現するためには、多くの出会いがあったことです。それは当社にお仕事をご依頼していただいたお客様であり、また当社にお越しいただいた経験豊富な顧問の方々、そして社員とその家族を含む一人一人の皆様方の存在です。この貴重な出会いに心から感謝いたします。

　これからも、いろんな困難や試練が待ち受けているかもしれません。しかし、どんな時代が来ても大阪冶金は、「あたかも一軒の家に住むように仲良く暮らす」という「八紘為宇」の精神を大切に90年、100周年を目指して行きたいと考えています。

ご安全に！
ご健康に！