大阪冶金興業ブログOsakayakin's Blog

　ご安全に！

　皆さんは日々それぞれのお仕事に頑張っておられることと思います。仕事は生活の糧であるとともに人生の生き甲斐でもあります。現実的には色々な苦労や辛いことがあるとは思いますが、それを含めて仕事と言えるでしょう。しかし、今日は仕事の苦労話ではなく、もっと明るく積極的な話をしたいと思います。

　これは私の持論ですが、仕事には夢が必要だと思います。ロマンと言い換えてもいいでしょう。確かに、すぐ目の前のお仕事をしなければならない、あるいはお金儲けも忘れてはならない。しかし、それらを一生懸命にやり遂げるためにも、仕事に夢を持ち続けることは必要だと思います。

　皆さんは、仕事にどんな夢をお持ちですか？人によってそれは様々だと思います。私の場合は、少年の頃から空や宇宙に対して憧れの気持ちを強く持っていました。ですから、今も航空機や宇宙開発に夢を持ち続けています。

　じつに喜ばしい事に、私のそのような夢を日本は次々に実現しています。例えば、宇宙探査機の活躍は記憶に新しい出来事でした。

　日本の小惑星探査機「はやぶさ」は2003年に打ち上げられ、2005年に小惑星イトカワへ到達し、2010年に日本へ帰還しました。また2014年に打ち上げられた「はやぶさ２」では「はやぶさ」で培った経験を活かしながら、小惑星「Ryugu」（リュウグウ）のサンプルを持ち帰ることに成功しました。

　ところで「はやぶさ」では、イオンエンジンによる新しい航行方法を確立しながら、小惑星イトカワのサンプルを持ち帰りましたが、この宇宙探査機の姿勢制御システム用タンクの部品を加工したのは大阪冶金の金属熱加工の技術です。

　こうした技術はあまり表に出ることはありませんが、ある意味で裏方的な精度の高い細部の技術があってこそ、日本の技術は支えられていると私は思います。そして、技術力で日本の大きなプロジェクトに参加できたことを誇りに思っています。

　こうした大きな夢を追い求めながら、そして夢を単なる夢で終わらせるのではなく、立派に仕事として実現して行くことが企業の使命であり、大阪冶金の役割だと私は思います。日常の仕事ではなかなかそうした意識を持つことは困難ですが、とても大切なことだと思います。あえてここで言わせていただきました。

ご安全に！
ご健康に！