大阪冶金興業ブログOsakayakin's Blog

8月15日を思い返し、未来を思い描くことの大切さ

2022年07月29日

 ご安全に!

 ある時期が近づくとかならず思い返す日があります。それは終戦の8月15日と真珠湾攻撃の12月8日です。今日は、日にちも近いので8月15日に想いを馳せることにいたします。

 今年は1945年8月15日から77年目の終戦の日を迎えることになります。この長い年月の間に日本にはいろいろなことがありました。高度経済成長やバブル経済、さらに国際社会の一員として認められる数多くの貢献など、まさに世界の中の日本は重要なポジションを獲得しました。そして付け加えるなら、1945年以降、日本は戦争や紛争などに巻き込まれていない唯一の先進国と言えます。

 こうした日本の繁栄や平和は、もちろん戦後の日本人の頑張りによるものですが、忘れてならないのは、戦前の日本人がその礎を築いたことです。これはどうしても忘れがちになるので私は強調したいと思います。

 例えば戦争の評価にしても、一方的な批判ばかりが従来までは罷り通っていました。しかし、戦前の日本人はそんなに愚かだったのでしょうか? 私は違うと思います。歴史の専門家はいろいろ細かいことを言うでしょうが、太平洋戦争は、西洋列強によるアジアの植民地支配を解放するという理想的な側面もあったと私は考えています。

 なぜ、日本がそれを成し遂げようとしたのか? それは日本だけがアジアで唯一近代化された国家だったからです。これは歴史的な事実です。現在の目から見て、当時の日本の戦争を批判する向きもありますが、歴史はその当時の時代背景で判断されるべきではないでしょうか?

 ではアジアを解放するという大きな目標を掲げた、当時の日本人の精神の根底には何があったのか。それは「八紘為宇」という言葉に込められていると私は思います。「八紘為宇」とは、人々がまさに兄弟のように、家族のように共に幸せになるようにと願うことです。

 大阪冶金では、今年竣工しました三木工場の本館の玄関に、この「八紘為宇」の石碑が建立されています。この言葉には日本人の心が込められていると思います。それは人類や国家や家族といった大きな集団の価値を大切にすることだ、と私は解釈しています。

 8月15日は終戦という過去を思い返す日であるとともに、たんなる反省や昔話ではなく、これからの日本の姿を思い描く貴重な日であると私は考えています。どうか、日本人としての誇りを持って、国のため家族のために仕事に取り組んで頂きたいと願っております。


ご安全に!
ご健康に!