大阪冶金興業ブログOsakayakin's Blog

会社の財産である「ものづくり技術」と「デジタル技術」のセキュリティについて

2022年08月29日

 ご安全に!

 企業にとって、とくに日本企業にとって「ものづくり」は掛け替えのないテーマです。
大阪冶金も例外ではありません。「ものづくり技術」は当社の根幹にあるものです。残念ながら、この「ものづくり技術」は最近では少し軽くみられる傾向にあると感じます。しかし、日本人の根気強さや細かいことにこだわる精神は、「ものづくり」に適していると私は思います。

 ご存知の方も多いともいますが、当社は金属に特化したものづくり企業です。
その歴史は古く1941年から金属熱処理業にたずさわってきました。その技術をベースに真空熱処理・MIM(金属粉末射出成形技術)・窒化、Hi-NiTo®(表面改質熱処理技術)・金属3Dプリンタ(金属粉末積層造形技術)など日々技術を進化させ、新しい分野へと進出しています。

 大阪冶金が考える「技術」とは、たんなる思い付きやアイデアとは違い、長い時間をかけながら試行錯誤していくそのプロセスに意味があります。当社では技術開発を何十年も掛けて積み上げて来ました。そして、これは当社にとって大切な財産です。その重要性は今後も無くなることはないと確信しています。

 「ものづくり技術」とともに今後重要度を増してゆくのが「デジタル技術」です。当社でもすでにメールをはじめ、WEBサイトや情報管理など、「デジタル技術」を採用しています。ここで問題となるのは、「セキュリティ対策」です。先ほど申し上げたように、「ものづくり技術」という当社の財産を守るためにも、是非とも必要なのがこの「セキュリティ対策」です。

 「セキュリティ対策」は益々クローズアップされており、当社の課題でもあります。今回は「セキュリティ対策」の必要性について考えてみます。まず考えられるのは、企業の情報漏洩対策です。これはメールの誤送信からサイバー攻撃など、さまざまなケースが考えられます。基本として「情報に関する社員の意識改革」や「機密情報の取り扱いルール」など社内で検討すべきことがあります。こうした取り組みは業務の効率化にもつながると思います。また社内だけでなく、社外メリットも考えられます。

 「セキュリティ対策」が社外メリットになるのは信頼性です。最近、大手企業が最も警戒しているのは、取引先からの情報漏洩だとお聞きしました。つまり、大手企業は自社で強固なセキュリティを構築していても取引先から情報が漏れるケースがあるということです。

 大阪冶金では「ものづくり技術」と「デジタル技術」を両立させ、社員プライバシーや企業情報の漏洩という危険から守るために、対策をさらに強化して行きたいと思います。


ご安全に!
ご健康に!