大阪冶金興業ブログOsakayakin's Blog

経営計画発表会にて

2017年07月25日

ご安全に!

大阪冶金では、毎年年度初めに、経営計画発表会があります。少し前のことになりますが、本年度も経営計画発表会がありました。

年度計画発表会を実施するようになって15年となります。当社の各部門が計画を纏め、経営計画書を製作します。この経営計画の内容に関して、5%あるいは10%のずれがないという理由で、社内外に高く評価されているという現実があります。

我々が計画したものを年度の始めに金融機関の方、あるいは監査法人の方にお出しして、ほぼ経営計画通りの実績となっており、精度の高い経営計画であるということの評価を得ておる次第です。それがゆえに我が社の経営に関して金融機関よりご支援をいただき今日まで歩んでまいりました。

経営計画では、当社の各部門部門の皆さんが、他の部門の方に『自分たちはこうだ!』ということを熱っぽく理解しやすいようにお話していただいております。これにより、当社社員が一丸となって行動することができるのです。こうした「思い」の共有こそが経営計画報告会の一番大事な要点だと心得ております。

例えば昨年、大阪冶金が日本熱処理技術協会に提出した「ろう付」の論文※ですが、他の誰もできないものをコツコツやる。そういうものが大阪冶金では出来るのです。

それは何も「ろう付」だけではない。熱処理にもあるしMIMにもある。今取組んでいる3Dにもある。それは日頃から社員の皆さん方が、ものに対する熱意と申しますか、情熱というか、ものづくりの情熱というものを積み上げていただいている、その結果として大阪冶金には様々な可能性があるのです。

日々、社員の皆さんがやっているように、ベテランの経験者のご意見を聞いて、自分なりの持っているエネルギーをぶつけ、そこで新たなものにチャレンジすることが大切なのです。この世の中の人たちが要求するもの、今は無いものを創っていくというのが大阪冶金の製造の本質なのです。

先人たちの歩みを客観的に冷静に、あるいは謙虚に見てさらなる大阪冶金に磨き上げ、皆さんで創っていただきたいというのが願いであります。今回の経営計画書を読ませていただいて、私は例年通りの計画性と実行性に対して充分に満足してます。

 

ご安全に!どうもありがとうございました。

 

※Ni ろう材 BNi-2のろう広がり性に及ぼす基材の化学成分とブラスト材の影響
 葉山綾子・河合久孝・土井研児・寺内俊太郎