大阪冶金興業ブログOsakayakin's Blog

万博の意義は、夢を実現させること、夢を伝えること。

2024年04月24日

 ご安全に!

 2025年の大阪万博まで、いよいよ一年を切りました。当社では早くから万博への参加の意思表明をしていました。先月の大阪ヘルスケアパビリオンの出展企業発表会では、当社が377社(3月25日時点)の代表企業として、吉村知事から出展証を交付されました。これはテレビでも放映されました。テレビを見ていた方々から多くの反響をいただきました。

 ところで、私は万博に参加することの意義は大きく二つあると考えています。一つは「夢をコツコツ追いかけるといつか実現する」ということ。もう一つは、「次の世代に夢を伝える喜び」です。今回は、この私なりの万博の意義を考えてみたいと思います。

 まず、「夢をコツコツ追いかけるといつか実現する」ということですが、これを説明にするにはやはり1970年の大阪万博にまでさかのぼります。過去は美化されがちですが、少なくとも私の記憶では、あの当時の日本は活気に溢れ、輝いて見えました。そして万博はあの時代の象徴であり、それを牽引していたのは多くの日本企業でした。

 しかし、1970年ごろの当社は、国内初の「油冷却式真空熱処理炉」を導入したばかりで、まだMIM(Metal Injection Molding)も、3Dプリンターの導入もされていない頃です。万博で華やかに活躍を披露している企業を見ながら、いつかはきっと自分たちも舞台に立ちたいという気持ちでした。

 そして今「夢をコツコツ追いかけるといつか実現する」、その準備は整いました。もちろん当社はまだ夢の途中ですが当時よりも事業規模を充実し、新しい技術と設備を導入し、新たな業界へと進出しています。そして、いよいよ2025年の大阪万博に、その夢を出展する時が来たのです。何を出展するのか、その詳細についてはまた別の機会に譲ります。ご期待ください。

 さて、私が考える万博に参加することの意義の二つ目は、この「夢を次の世代に伝えることの喜び」です。夢を実現することは、第一歩です。その夢をバトンリレーのように、次の世代に伝えることが大切であると私は思います。そして万博こそ、この技術を含めた企業文化という夢を、次世代に伝える絶好の舞台であると私は確信しています。

 さらに言えば、私は万博に参加することは、企業が成すべき社会貢献の一つではないかと考えています。皆さんと夢を共有できる2025年の万博を楽しみにしています。


ご安全に!
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