大阪冶金興業ブログOsakayakin's Blog

社員の幸福追求のために、会社がすべき利益追求。

2024年05月30日

 ご安全に!

 ご存知の方も多いかと思いますが、大阪冶金の三木工場にはいくつもの石碑があります。そのひとつが、本館の表玄関に建立しています。当社に訪問していただいた方はご確認してみてください。

 その石碑には「八紘為宇※」と云う言葉が刻まれています。言葉の意味は、「世界の人々が家族のように仲良く暮らすことができますように」という願いを込めた神武天皇の詔(みことのり)です。

 理想的な言葉に聞こえますが、こうした理想が現在の国際情勢を見ると、なにより必要かつ大切ではないかと私は思います。私は理想という言葉を使いましたが、理想は夢であってはいけません。やはり、行動し、実行して、理想を実現して行くことが肝心な事ではないでしょうか。

 ところで会社の存在意義はたくさんありますが、その中の一つに言うまでもありませんが最も大切なことは利益を上げることです。この現実を考えずして、会社は存続する理由はありません。しかし、たんに利益をあげればそれでいい、というのは会社の在り方として私はさびしいと思います。つまり会社には、社会に貢献する大きな使命があるというのが私の考えです。

 使命とは理想と置き換えてもいいでしょう。この使命や理想を持って社会貢献するには、例えば、地域社会への支援だったり、技術開発による業界への貢献であったり、また社会を守り、国を護(まも)る、そのための製品供給をするなど、さまざまな仕方があると考えます。それら一つ一つを、理想を胸に使命感を持ち、行動を伴いながら実現して行くのが企業の役割ではないでしょうか。

 こうした大きなな使命とともに、私は同じくらい大事な使命があると考えます。それは社員への使命です。ともに働く社員を家族と考え、会社の利益を一丸となって追求する。そしてその利益を社員の充実した人生を送るために分配するというのが我々企業を営む者の大切な使命です。

会社の利益追求と社員の幸福追求は本来一つのものであると思います。
それは「八紘為宇」の精神に通じるものがあります。
大阪冶金はこのような大切な精神を忘れずに、100年企業を目指したいと考えてます。


ご安全に!
ご健康に!


※「八紘為宇」とは
八紘為宇(はっこういう)は、「天下を一つの家のようにすること」または「全世界を一つの家にすること」を意味する。『日本書紀』の「八紘(あめのした)を掩(おお)ひて宇(いえ)にせむ」を、全世界を一つの家のようにすると解釈したものである。つまり八紘為宇とは、人種・民族・宗教等の差別なく、世界のみんなが一つの家に平和に暮らす理想を願った意味合いである。
『ウィキペディア(Wikipedia)』より編集