大阪冶金興業ブログOsakayakin's Blog

夢を売る企業として、100年を目指す

2018年10月03日

ご安全に!

企業にとって最終的な目標は、夢を売ることだと思います。
そのために、どんな企業も日々、一歩一歩努力を重ねているのではないでしょうか。

当社にとって、2018年8月1日は記念すべき夢の一歩となりました。
それは2003年(平成15年)より開発を開始していた医療用デバイス(X-TAL)が、いよいよ商品として出荷された日なのです。

 これは当社の歴史上とても意味深いことです。なぜならば、当社は1941年(昭和16年)の設立で、熱処理の浸炭、固体浸炭の事業を起こし、加工業としてスタートしました。加工業というのは人からものをお預かりし、そして加工してお返しする、そういう形態です。加工業の時代が長く続きましたが、やがて1991年(平成3年)にMIMの営業を開始しました。これはモノを造る業態、つまり製造業です。製造業は、お客様の要求に対してものを造っていくお仕事です。それを続けていく中に今度は『大阪冶金独自の商品を作りたい』と考えるようになりました。その思いがこうして形になったのが2018年8月1日なのです。

 独自のモノを造ろうと思い立ってから、ちょうど15年かかりました。しかし、夢を実現するには、それくらいの日時が必要ではないでしょうか。さらに言えば、夢を一つ一つ実現してゆくステップが企業の歴史の中にあるということはとても大事なことだと思います。加工業から製造業になり、そして商品を造って販売する。その次は何か?ということも考えていきたいと思います。たとえば夢を売るというような発想です。究極的には夢を売るとは、単なる販売ではないと思います。何かを販売するのではなくて夢そのものを売る。例えば人間の喜びを売るというようなことも、一つの事業として考えられます。その一つのヒントは高齢化社会にいかに貢献するかにあると思います。

 あと23年で当社は100年を迎えます。これからも夢を売る企業として100年企業を目指します。そこに向けて、着実に一歩一歩進んで行きたいと思います。

ご安全に!どうもありがとうございました。